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就職活動中のみなさんへ

そもそも自己分析って、何のためにするの? (2008年1月16日)

さて、この時期になると、あちこちで「自己分析をしよう」と言われます。みなさんも就職課のガイダンスなどで適性検査を受け、自分に向いている業種や職種についてアドバイスを受けたり、自分なりに志望動機や長所・短所をまとめたりしているのではないでしょうか。

でも、ちょっと待って!

そもそも、自己分析って、何のためにするのでしょうか?「本当に自分がやりたいことを見つめ直し、就職のミスマッチを防ぐ」「自分の強み・弱みを分析し、自分の強みが一番活きるような企業に就職する」など、いろんな答えが返ってきそうですね。確かに、それも正しい。
でも、自己分析をしたからって、希望する会社から必ず内定をもらえるようになる訳ではないですよね。学生時代に自分がやりたいと思って入社した会社であっても、入った後でやはり向いていなかったと判るなんてことも、絶対にないとは限らないですよね。
では、もしそんなことになってしまったら、今、みなさんがやっている自己分析はムダだった、ということになるのでしょうか?

もちろん、そんなことはありません!

確かに自己分析から得られた結果も大切ですが、本当に大切なのは「自己分析できるようになる」ことそのものなのです。そして、自己分析するというスキルは、就職活動より、むしろ社会人になってからの方が、その威力を発揮します。

では、「自己分析するというスキル」を習得すると、どんなことができるようになるのでしょうか?

まず、「分析する」というからには、自分を客観的に見ることができなければなりません。すると、仕事が上手くいかないときに「どうして上手くいかないのか。どうすれば改善できるのか」を自分の力で見つけ出すことができるようになります。
次に、自分自身を客観的に見ることができるようになると、他人をも客観的に見られるようになります。人との関わりは、仕事をする上での基本です。他人と関わることなく自分ひとりでできる仕事なんて、世の中にはほとんどありません。たとえば上司に叱られたとき、不快に思っておしまいにするのではなく、「どうしてそんなことを言ったのだろう」と考えることによって、本当に自分に欠けていたものが見えてくるはずです。

そして、このように「自分」から「他人」に視点を移動できるようになると、ものごとの先を読んで手を打つことができるようになります。
たとえばあなたが、企画書を作成したとします。あなたにとっては是非取り組みたい企画です。でも、企画を実行するためには、上司や関連部門の承認が必要です。そんなとき「視点の移動」が役に立ちます。「上司だったら何と言うだろうか?」「Aさんはいつも費用対効果についてうるさく言うよなぁ」など、承認が必要な人々の視点に立って考えてみると、まだまだ企画書を改善できる余地が見つかるはずです。もちろん、自分の視点だけで書かれた企画書より、さまざまな人の視点に立って改善された企画書の方が、承認される可能性がはるかに高いですよね。

このように、本来、自己分析とは、社会人にこそ役立つスキルです。就活時に継続的に自己分析できる能力を習得した人と、就活時には分析結果だけを大切にしていた人では、就職後の成長に大きな違いがでるはずです。

この機会に、自分なりの自己分析の方法を追究してみませんか?

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